ゲーセンで出会った不思議な子の話

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12月になって、クリスマスが近くなったあたりから、彼女の様子は徐々に変わり始める。 現実が、音を立てて彼女と俺に牙をむき始めた。 彼女は辛そうにしていることが増え、行っても一日話せないことが増えた。 クリスマスイブもクリスマスも行った。 クリスマスは、まだなんとか調子がよくて、少しは話すことができた。 正念場だった。俺はストレス性の胃炎に何回かなった。
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