ゲーセンで出会った不思議な子の話

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病室に座る。 俺と、彼女だけ。 俺は優しく語りかける。 「今日は寒いね。」 「最近スパ4強くなったんだ俺ー」 「今度画材屋行こうと思うんだけど、何か欲しい?」 「俺はね、水彩色鉛筆がしたくて…」 返事が返ってこない日のほうが多かった。 たまに、すごくゆっくりだけど、答えてきたり、 自分から話そうとすることもあった。
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