第一章 活動ジャージ部

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「皆殿何を言うておるのじゃ!頭でも何処かでぶつけたのかのー?」 そう言うとどこか寂しそうにこっちを見つめている こいつの名前は「南 一香」 訳あって家のワンフロアーを貸している 「一香」はあまり自分のことを話さないので謎が多い少女だ。 「もー!!皆!!帰ってくるのおそーい!!お腹すいたんだから早くなにか作りなさいよね!!」 そう言うとものすごく何か嫌な物を見るような目付きで俺の方を睨んでくる このツンデレの女の子は隣の家の「柏木 彩乃」隣に引っ越してきたのだがどうやら「一香」と仲がよく毎日家に遊びに来ている。てゆうか住み着いている。ついでに言うとクラスメイトだ。 皆)毎回毎回何で俺が飯当番なんだよ! 一香)私は料理ができないのじゃー!! 彩乃)は!!私に作れって言うの?死ねば! 2人共俺が帰ってくるまでに打ち合わせしたようなハモりぐあいだ。 俺は仕方なく、いや、強制的に晩御飯のカレーを作ったのだった。 皆)彩乃!!一香!!飯出来たぞ!早く来ねーと冷めるぞー と毎度お馴染みの台詞を言うのだが一回で降りてきた試しがねー。 2人はいつも一香の部屋でこそこそと何かをしているらしい 皆)もーしょうがねーなーまったく 何度この台詞を言ったことだろう俺は一香の部屋に2人を呼びに行った。 皆)コンコン。おーい2人共ー飯できてんだけどー。冷めるぞー!てか冷めてるぞ! いつもなら即返事があるのだが返事がない。皆は気になり一香の部屋のドアを開けると二人が下着姿で………………なんてラブコメ的な展開はなくいつものジャージ姿だった。 そう、いつだって現実とは常識的なもんだ。 えっ?今日の部活内容はって? はは何言ってんだい?あれは夢さ。そぅ覚めることない悪夢さ
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