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なんて現実逃避をしているとジャージ姿の二人が呆然とした顔でこちらを見ている。その手には見慣れないジャージを持っていた。
「おい、早くコイっていってんだろ。てか、なんだよそれ、新しいジャージか?」
俺は呆然としてる二人に質問を投げかけて見る。
しかし二人は固まっている
…返事がないただの屍のようだ…
なんて思ってると【彩乃】が沈黙を破った
「しんっじらんない、勝手に入ってこないでよ!」
そう言う【彩乃】の顔が真っ赤になっていた。
「まぁまぁ、いいではないか、どうやって今日渡すか迷ってたことだし、ちょうど良かったではないか。」
渡す?
「でも…そうね…さっさと渡したかったし!ちょうど良いわ!【一香】!」
「承知!」
そう言うと二人そろって俺の前に立つ。
何だ?
「これ!あんたには勿体ないものよ!有り難く受け取りなさい!!」
「全く【一香】は素直じゃないの〓。【皆】殿、ジャージ部入部おめでとうなのじゃ!」
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