第一章 活動ジャージ部

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一通り柔軟体操らしきものが終わると【一】が今からする活動を話し出す。 「それでは今から模擬実戦を行う。とりあえず【皆】はやったこと無いから私と【飛来】で手合わせしよう。【飛来】行けるか?」 「やったー久々に【一】とやれるー( ´∀`)もちろんOKだぞ」 よっぽど嬉しかったのか【飛来】は目を輝かせ顔文字まで使っていた。 「では審判だが…【メガネ】お前がしろ。【皆】はルールを把握仕切れていないだろうからな」 ソレを聞くと【メガネ】はさっきまで落ち込んでいたのがうそのようにテンションをあげてきた。 「まっかせっなさーーい」 うぜ… 「それでは位置につけ」 【一】がそう言うと二人は一定の感覚を開け向かいあった。 そして【メガネ】が真ん中に立ち手を上げてルールらしきものを二人に確認し合う。 『それでは今から模擬実戦を行う。ルールは一般的なものを使用する。先に相手のジャージを上下脱がした方の勝ち。技はジャー技のみとする。それ以外は自由』 なに、一般的ルールって常識なの?皆知ってんの?俺だけ知らないの…? 後ジャー技ってなに?何で【メガネ】ドヤ顔してこっち見てんの?全然上手く無いんだけど。 …それにしてもルール雑だなー 俺は思った事は口にせずとりあえず二人を見守る 「手加減しねーぞ」 「ほぅ。いつの間に手加減できる程強くなったのだ?」 【一】は相手を挑発するように笑う。 そして試合のゴングは鳴り響く。
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