第一章 活動ジャージ部

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【メガネ】は振り上げた手を下ろしながら試合開始を告げる。 『レディー…ジャージ!!』 …ツッコまんからな… 「いきなり私の得意な炎攻撃からいくぞー」 『おーと、【飛来】選手いきなり必殺技がでるのかー!?』 どうやら【メガネ】は実況もかねているらしい、それはありがたい、まずは炎攻撃って何かを説明してくれ…火でもおこすの?ライターでも使うの? 「ほぅ、では私は得意の攻撃を出さずお前に勝利しよう…」 『おーとこれに対して【一】選手得意技は出さないと宣言!これは面白くなりそうだー』 何?得意技って?皆持ってんの?【メガネ】も使えんの?? 「へっ後悔するなよ!」 そう言うと【飛来】は足を超高速で動かし始めた。あまりの速さに足がかすんでみえる。 「ウソ!?」 俺はあまりの以外さ、速さにハトが豆鉄砲食らったあと44口径マグナムで眉間をぶち抜かれたような顔をしてたとかしてなかったとか しばらくすると【飛来】の足から炎が出てきて足を覆う。 『あーと、これは足を高速で動かし、その摩擦熱でジャージの足にあるジッパーの部分を高熱にし、炎を作り出す技「ファイヤーフット」だー!確かにジャージのジッパー部分はヒーター等にしばらく当てると「熱っ」ってなりますからねー』 あーなるほどー………………って納得できるか!! なんだよ熱ってなるって!!そんなんで足燃えねぇから! バカなの?お前ら化学の法則無視できるくらいバカなの? 「いきなりファイヤーフットか…しかも自分には熱が行かないよう下に耐熱ジャージを履いている…少しは腕を上げたじゃないか」 ファイヤーフット何で知ってんの?一般常識なの? テストに出るの? 俺の心のツッコミを知ってか知らずか、続けて【一】は話し出す、 「だがそれには致命的な弱点がある」
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