異世界

4/13
前へ
/28ページ
次へ
とりあえず少女の所まで、ボルトなんて目じゃない、ってくらいの速度で行き、後ろに迫っていた何かを殴る。 殴れる。ということは実体があるのか。 「大丈夫ですか?」 何かが起き上がって来る様子がないので、少女に声をかけた。 「あ、はい」 自分の才能に感謝した。先ほどまではあまり顔が見えなかったが、今はよく見える。 ちょっとつり目で、やや童顔。ここまで、ど真ん中とは。 流石だ。 夢の中で、こんな美少女とテンプレの出会いを果たすとは。 「後ろ!」 少女の声に反応して振り向く。
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加