プロローグ

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俺、沙矢田蓮葉は今日告白する。 相手はクラスのマドンナ。 彼氏はいないらしい。 自信はもちろんない。 なら、なぜ告白するのかって? 決まっている。 彼女が好きだからだ。 なんてことは言えません。 ただ友達が俺名義で、彼女の下駄箱にラブレターを入れたので、玉砕覚悟で向かうことになった。 どうせ振られるんだから、告白しないでずっと眺めていたかった。 ストーカーではない。 そして今、彼女を待って屋上にいる。 もう心臓がドキドキなっている。 うるさいんだよな。 少し静まってくれよ。
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