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なにやら、騒がしい音が聞こえる。 あれ? 俺死んだんじゃないのか? 目を開ける。 そこは白い世界だった。 俺は一人底で寝ていた。 文字通り底で。 上から騒がしい音が聞こえて来ていた。 見上げると、一人の女性が机に座って何かをいじっていた。 俺の10mほど上に浮かんで。 「はぁ!?」 思わず叫ぶ。 だってそうだろ。 人が浮いてんだぜ。 「起きたのか」 女性が上からこっちを見ずに、そう言った。 それと同時に、俺が浮かび上がった。 「え、ちょっと、何これ!?」 「五月蝿い。黙れ」
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