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「あ……」
アメリアが小さく声を漏らした。
「どうしたの?」
「さっきの声…お父さんに似てた……気のせいかな?」
僕はアメリアのお父さんには2・3回しか会ったことがないので分からなかったけど…いつもニコニコしていて優しそうな印象は持っていた。
レッドとブルーは違ったし……顔が出てないのはグリーンとブラック……まさかね。
でも僕も気になる人がいるんだ。画面に写れば確信が持てるんだけれど……
再び画面を見るとピンクは右手を頬に当てニヤリとし
『はあ……綾乃も困った人ね』
『どういう事よ』
『分かっているのよ、私がこれで更に人気がでてしまうのが恐いんでしょ?』
『はあ?』
『嫉妬ね』
『なっ!?そんなんじゃないわよ!自意識過剰すぎるわよ!!』
『フフ…自意識過剰?そう言う綾乃は自信ないわよねぇ。』
『あ、あるわよ!今日はちゃんとメイクしてないし、か、髪もボサボサだから…それに私は裏方だから…』
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