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「竜斗ごめんねぇ、謝るからさ、ね。竜斗もちゃんと言ってくれれば……」
「違うって言ったじゃないか」
僕は紅く染まった左頬を撫でながら母さんを睨んだ。
ファイルは倒れた際に上手く箱に転がり込んだようで気付かれていないようだ。
アメリアは僕がビンタで吹っ飛ばされた後、母さんに事故である事を説明してくれたようだった。
「まあ、竜斗が無理矢理って訳じゃないのは分かったわ…本当に事故なの?」
「何で?」
「アメリアちゃん私に目を合わせようともしないでなんて言うか…顔を見れないって感じでサッと帰っちゃったから」
あれを見たら面と向かって見れないわな。僕も目が合わせづらい。
「あのさ竜斗……」
母さんは少し照れる様に言った。
「その……竜斗もアメリアちゃんもそういう年頃なんだしある程度知識もあるだろうからわからない訳じゃないのよ。でも……まだ早いんじゃないかなぁ」
「何のことを言ってるの?」
?わからん
「だから……そうゆう雰囲気になって…自然の成り行きで…ぁ、ごめんね、こんな事言うのは野暮よね」
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