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「……んっ、や」
……やだ、もうこんなに、……恥ずかしい……!
音を立てて指先に応じる下半身から絶えず甘い感覚が走って、堪えても体から力が抜けてしまう。
すがる私を刺激し続けながら、彼は私にキスをする。酔いのせいかキスさえ普段より激しくなって、夢中になって舌を絡め合った。
背中のファスナーを下ろされて、ワンピースの肩を撫で下ろす掌のぬくもりにぞくっとする。
やがて首筋に触れた唇が伝い下り、露わにされた下着の胸元に。
「君、凄いよ――わかる?」
「ん」
囁きに煽られる羞恥から逃げたくて、シャツをはだけた彼の胸に舌を這わせ、甘噛みした。
いい匂いがする。
目が眩みそうな貴方の色香に、溺れてしまう――。
「ああ、ヤバい」
呻くようにつぶやいた長塚さんは、ストッキングと下着を一気に引き下ろし、私を抱えた。
「――あ、あっ!」
自分の体重が、彼を深く、奥へと誘う。
怖くなって彼の腰に脚を絡めたけれど、それで歯止めが利くわけもなくて。
突き上げられるたび、長塚さんの首にしがみついて喘いだ。
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