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「あの…。燐くん呼んでくれます?」 2月14日。 この日、燐の呼び出しを頼まれた回数。 これで50回目。 「あー、別にいいよ…。」 去年の夏はこんな気持ちは芽生えなかった。 のに…。何故か今日は胸が苦しい。 「り…「わりぃな。チョコ貰えない。」 燐は私の後ろに立って冷たく言った。 「でっでも!チョコだけでも!私の想いはいいんです!」 「ごめん。俺好きな子いるんだ。」 その子は、その場で泣き出し、燐は困っていた。 …。燐に好きな子がいる…。 …ねえだれ?燐…。 私の知ってる人? 「山下くん!!」 その時ミミちゃんが来た。 「おう、ミミ。」 ねえ、燐の好きな子ってミミちゃん? もう付き合ってんの? 私は二人の姿を見てられず、トイレへ走った。 燐side―. 「もう!山下くん!付き合ってないんだからさー。ミミはダメだよ!」 _
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