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「あーそっか。俺さ前の癖治んねーよ。」 あの夏の後、何回か連絡を取り合っていた。 「まあいいけど。あ!渚ちゃんからチョコ貰った?」 「……。」 「貰ってないんだ。」 「いや。去年までは、貰ってたけど…。」 いつもは、朝一で渡すのに今年は貰ってなかった。 賢にはあげたらしい。 「賢にはあげたみたい…。賢からメール来たんだ。」 ―*渚ちゃんからチョコいただき💕義理だけどな!w*― ミミにメールを見せる。 「義理だよ?本命はまだなんじゃないの?」 「わかんねーよ…。」 俺は、あからさまにシュンとした。 「でも、渚ちゃんの好きな人山下くんだと思うけどなー。」 「はあ!!?それはねーよ!ありえん!」 「ふーん。でも私だったら好きな人が他の女の子と話してる姿見たくないなー。トイレとかに逃げるね!」 俺は教室の中を見回す。 「あれ!なぎは?」 「あー。トイレに行ってたぜー?」 「はあ!!!?」 渚side―. トイレの個室に逃げ込む。 目を閉じると、楽しそうに話す姿。 _
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