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「賢く…ん。」 「燐、心配してたよ?」 私は、俯いてしまった…。 「何か、あった…?」 「…ううん…。」 私は涙が出るのを堪えた。 「本当に何もないの!!ごめんね?」 「…なんで?」 「…え…?」 気付いたら、賢くんに抱きしめられてた。 「け…んくん?」 「俺、渚ちゃんが好きだよ?チョコ義理でもすげー嬉しかった。もし、渚ちゃんがいいなら俺と付き合って…?」 抱きしめられても、思い浮かぶのは燐だった。 あー。私。燐が。 燐が好きなんだ。 私達のことを 燐が見てたとは、全然 気付きもしなかった…―。 Next→ _
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