゚*。07。*゚

2/4
前へ
/79ページ
次へ
私と賢は小さな公園に来た。 二人ともベンチに腰掛ける。 「なんか公園とかでごめんな?」 「ううん!大丈夫だよ?私公園好きだし。」 「よかったー。あ!」 賢は何かを思い出し、ポケットをあさった。 「はい。HAPPY BIRTHDAY!」 賢はハート飾りのネックレスをくれた。 「可愛いー!ありがとう。」 柔らかくて温かい感触が唇にあった。 気付いたら、瞼を閉じた賢の顔があった。 「ごめんな…。何もしないって決めてたんだけど……。」 私は賢にキスをされた。 初キスは、賢…。 すると、賢の着信が鳴った。 「あ!ごめんな。」 「はい。お!燐じゃん!」 電話の相手は燐だった。 私は何故か燐に対して罪悪感を覚えたのを今も忘れてはいない。 「うん、うん。…分かった。今向かう。」 燐side―. 手術室のランプは消える気配を感じさせない。 俺は自分が震えているのが分かった。 _
/79ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加