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ミミの母は、ミミの元へ走っていった。 「ミミ!!!!」 扉の隙間から、見えるミミは笑っていた。 「燐くん。あいつが言った言葉に責任を感じないで欲しい。」 俺はミミの父を見た。 「あいつも、気が動転しているんだ。事故は燐くんの性ではない。私は、ミミの運命だと、そう思っているんだ。」 「……でも。」 「いつも、君の事を私だけに話していたよ。素直じゃない奴だってね。」 「俺、ミミさんを守ります。ずっとずっと、ミミさんの傍にいます。俺がミミの足になります。」 「それが君の決めた事なら、何も言わないよ。ただし。後悔しないでね。」 ミミの父は、優しく微笑み、病室に入って行った。 こんな時でも、思い出すのは渚だった。 Next→ _
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