゚*。10。*゚

2/6
前へ
/79ページ
次へ
月日はあっという間に流れ春。 「渚~!早くしないと遅刻するよ!彼氏待ってるんでしょー!」 「はーい!」 高1。 私達4人は同じ高校に入学した。 ミミちゃんは、リハビリの成果もあってか無理と言われた足も治り歩けるようになった。 ミミちゃんは毎日謝っていた…。 私はずっと、いいよって言い続けた。 賢は……。 「俺が燐の変わりになる。燐と重ねていいから、付き合って。」 泣きながら言ってきた。 私は、賢を見るのが辛かった。 「渚!おはよ!」 「ごめんね?行こっか!」 電車で15分。 そんなあまり近くない高校に私達は通う。 賢side―. これ以上、惨めになる渚を見るのが嫌だった。 絶対あの子を困らせない! そんな思いで、告白したのに…。 俺は泣きながら縋ってしまった。 渚の首元で光るネックレス。 _
/79ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加