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「ミミ、階段気をつけろよ。」 「うん。」 燐は、私のためにいつも気を遣ってくれる。 その優しさが私には辛かった。 燐、もういいよ…? 燐side―. ミミの足はちゃんと真っ直ぐ歩けるぐらいまで回復した。 「ミミ、今日お前の家寄っていい?」 「いいよ。両親も会いたがってたし!」 夜、ミミの家で晩御飯まで御馳走になってしまった。 「すいません。ご馳走様でした。」 「いいのよ。それより、あの日は叩いてしまってごめんなさいね。私も動揺してたから…―。」 「いいえ!大丈夫ですよ!」 俺は笑って答えた。 俺はミミの部屋でいつも寝る。 7:00~9:00。 渚が、賢とデートして帰ってくる時間に重ならないよう、計算をして。 「おやすみ燐。」 でも、今日のミミは悲しそうに見えた。 「み「ミミー!お母さんたち、ちょっと出かけるね!」 「あ!はーい!」 ミミの両親は娘が年頃の男と二人きりが平気なのか、出かけて行った。 「今日、お母さんたちデートの日なの。10:00には帰ってくるんだ。」 」_
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