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9:30。 「賢、送ってくれてありがとう。」 「いいえ!じゃあまた明日な。」 賢は、優しくキスをした。 「人に、見られちゃうよー!」 「アハハハハ!バイバイ!」 私は、賢の姿が見えなくなるまで見送った。 「渚。」 私は驚き、顔を上げる。 「沙紀おばちゃ…ん。」 「よ!久しぶりー!」 私は急いで階段を登った。 「燐と仲直りした?」 「…うん。」 「…、なんかあった?」 おばちゃんの優しさが心に染み、涙が止まらなかった。 「おいで。話聞いてあげる。真希には、言っておくから…。」 「はい。 「ありがと…う。」 燐ん家にあがるのは、2年ぶりだった。 おばちゃんが煎れてくれたミルクティーを飲む。 「…おいしい。」 「ふふ。お腹すいてない?」 「空いてる!」 _
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