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「はい!オムライス!多く作りすぎちって(笑)」
「いただきまーす!」
おばちゃんの料理は、すごくおいしかった。
綺麗に平らげお茶を飲む。
「さっきのは、彼氏?」
「…うん。」
「チューしてたね!」
「みっ見てたの!!?」
「たまたまよ!たまたま。」
「私は、てっきり燐と付き合うかと思った。」
私は顔を上げた。
「仲良かったし?両思いっぽいし?ずっとね、真希と話してたの。」
「そうだったんだ…。」
「そしたら、いつの間にか燐を起こすのは私の役目になっちゃって、二人きりの朝ごはんは寂しいし。」
「…う…。」
「そしたら、お互い女と男が出来て!燐は元気無いし、渚も笑わないし。」
「……。」
「好きでしょ?燐の事…?」
「…ふっ…。う…ん。」
私は、堪えていた涙が溢れた。
おばちゃんに、中2の10月24日の話と今までの話をした。
「そういうコト!燐もなかなかやるじゃん。」
「……。」
「渚のカレ、賢でしょ?」
「!!!知ってるの?」
「燐の親友で、何度か泊まりに来たことあるよ。」
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