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「分かった……。」 「燐はね、渚ちゃんの事好きだよ?すごいすごい。ただ、私が事故って責任感じて。今は、歩けてるけど、前は二度と歩けないって言われてたしね?だから、俺はミミの足になるってずっと言ってた。でも、逆に私が辛かった。燐を縛り付けてるのは私だって。燐も私もずっと辛かった……。今日ね、燐と別れようと思うの。」 「え!!!?」 「自分に素直になれ!って言うつもり。っていうか私、もうこれ以上燐の辛そうな笑顔見てられないから。マジで(笑)」 ミミちゃんの心の内を聞けた気がした。 「でも、ミミちゃんは本当にそれでいいの?」 「いいの!後悔はしてないよ?」 「そう…。私はどうしたらいいの……?」 「私は両思いの二人に結ばれて欲しいな!」 「気付いてたの?」 「渚ちゃんは、嘘付けるタイプじゃないし!」 ミミちゃんは泣いていた。 私も、本当に燐の気持ちが分かって……―。 嬉しくて泣いた。 「ありがとう。ごめんね。」 二人で、同じ言葉を言い続けた。 Next→ _
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