゚*。02。*゚

2/3
前へ
/79ページ
次へ
「おばさーん!おはよー!!」 「あら、おはよー渚。」 中2の冬。 あの日から、何も意識をしないまま、月日が立った。 「こらー!燐起きろー!!」 冬にめっさ弱い燐を起こすのは私の日課になった。 小学校の時もずっとずっと…。 「もう。なぎうるさい。」 布団に包まる燐。 私は、布団を剥がす。 「ほら!遅刻するぞ!」 「はあー。はいはい。」 最近、燐を直視出来ないでいた。 この頃、まだ好きだって気付いていなかった。 「渚~!ご飯食べた?」 「あっ!まだ~!」 私は朝、燐ん家で朝食を食べる。 「燐も早くしなさーい!」 「おー」 こうして燐と一緒に食べたいから、朝食を食べない。 「行ってきまーす。」 「行ってらっしゃーい。」 都内にある中学校に私達は通う。 _
/79ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加