ふるえる指

6/10
前へ
/45ページ
次へ
「おにぃ」 廊下の向こうから聞きなれた声がした。 妹の遥だった。 「とりあえず、アパートに行ってきたよ。 はい、頼まれてた鞄」 遥は持っていた鞄と紙袋を差し出した。 受け取りながら今の状況を説明する。
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加