ふるえる指

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「にぃ。」 遥の言葉にはっと我に還った。 強い眼差しがオレを見ていた。 「なにやってるん。 にぃがここで不安になってたって、彩ちゃんのプラスになんてならんでしょ! 彩ちゃん、頑張ってくれてるんじゃん。 にぃと、彩ちゃんの、新しい家族を産んでくれてるんじゃん! がんばれよ!父親だろ?」
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