季節外れの転校生

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「もう、ゆっちったら。おかしぃなぁ」 けたけた笑う彩。 その笑顔さえ、初めてこんなに間近で見た気がする。 普段は窓側の僕とは反対の廊下側の彩とは、近くて遠い距離を感じていた。 距離と共に、13歳の女子と男子という垣根もあり話す事もなぜだが気恥ずかしさも手伝い、 クラスメイトの性別違いで話す事は少ない。
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