始まりで終わりの日
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リビングのドアがひらき、眠たそうに目をこすりながら、妹の遥が入ってきた。 「にぃ、ママは…?」 舌ったらずな声。 「庭じゃない?」 正直、返事をするのもうざい。 中二男子特有のイライラだ。 声変わりも最終になり、今までとはちがう声色の自分。 大人にはなりきれてないし、子供じゃない。 そんななんともいえないもやもやがあり、 話す事さえうざいしイライラする。 この日は、特にだった。
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