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そうこうしている内に一時間が経過。
名残惜しいが、城に入れない人達とはここでお別れとなった。
「てめえら! もう無理に戦闘する必要はないぞ。俺達が勝利するまで生き残る事だけを考えろ。良いな?」
杉浦さんのその言葉に皆深く頷いた。
「……よし、じゃあ行くか」
「はい」
私達が城に向かって歩き出すと、プレイヤー達の声援が一気に大きくなった。
頑張れ、というフレーズに混じり、私達の名前も時折聞こえてくる。
なんだか恥ずかしいな。
まるで何かのパレードの主役になった気分だ。
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