【最後の城】

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とりあえず話し合いの結果、入れないメンバーとは時間が来たらここでお別れすることになった。 太一さんは与一さんと話している。 「与一、僕らはお留守番っすね」 「ああ。でも兄さんが死ななくて正直ホッとしてるよ」 「……僕はみんなと一緒に行けないのが悔しいっすよ」 「はあ。……どうせ行っても足手まといになるだけだろ?」 「相変わらず与一はいうとこはズバッと言うっすね」 太一さんは苦笑い。 「褒め言葉どうも」 「いや、褒めてないっすよ。100%嫌みっす」 二人は笑いあった。 なんだかんだいっても仲が良さそうだな。 太一さんはザルバトスも出していた。 ザルバトスが太一さんの元を離れ、私にアメリーを出してほしいと頼んできた。 私は了承し、アメリーを実体化させる。 今、二人は並んでタオールの風呂敷を見つめて座っている。
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