72348人が本棚に入れています
本棚に追加
/525ページ
――!!
ダメージ10……。
攻撃が全く効いていない。
激レア武器であるのにこれだ……。
本当に核を倒すことなんてできるの?
この結果からは絶望しか見えてこない。
「さあ、早く! 舞さん、行くよ!」
朝霧さんが私の腕を引っ張ってきた。
「あっ……はい!」
彼は走りながら後ろを振り返る。
そして顔をひきつらせた。
「……ど、どうしたんですか?」
「いや……君は見ない方が良い。それよりも早く行こう」
「……」
――?
背後からグチャッ、バリッ、グショッと聞き慣れない嫌な音がする。
まるで何かを貪り食うような……。
最初のコメントを投稿しよう!