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階段を見つけ、私は駆けあがる。
上の階についた。
ナイトメアに目をやり、罠の位置を確認。
よしっ、左だ!
みんなはついてきているだろうか?
そう思い後ろを振り返った。
田中さん、翼君、金田さん。
その後ろから少し遅れ、朝霧さんと杉浦さんが駆け上がってくる。
核の姿はまだ見えない。
良かった……。
『おいっ! 罠の場所に行ったらまず赤いボタンを押せ! いいな? その後の操作は僕が指示する。こっちとタイミングをあわせなきゃ駄目だからな』
ナイトメアからサリフの声が聞こえてくる。
――?
よく分からないけど……
「分かったわ」
それだけ答えると、私は罠の場所へ向かう。
サリフの話だとなんだか時間がかかりそうだ。
その間に核が来てしまいそうな気もする。
――間に合うだろうか?
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