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それを見た朝霧さんがナイトメアに触れる。
「金田さん、まだあの技使ってないですよね？ 僕と足止めをお願いします！」
「あっ、はい。了解致します、あ、いや、致しました！」
混乱しているのか、金田さんは早口でそう言うと技を放った。
朝霧さんもその後に技を重ねる。
核に纏わりつく偽ノイン二体。
これで少しは時間稼ぎができるか？
「よし、行こう。舞さん」
「あっ……はい！」
私達は部屋になだれ込んだ。
今度は杉浦さんと田中さんが内側から扉を閉める。
そして鍵をかけた。
「ふう。少しでも時間を稼がないとな。あいつがいつこっちに向かってくるか分からないからな」
「……」
杉浦さんの言葉に無言で頷き、辛そうに肩を押さえる田中さん。
……？
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