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ノインは城を睨みつける。
「本当に私も行ければ良いのですが」
「お気持ちは分かりますがこればかりはどうにもならないですし。……だから、代わりに私達が頑張ってきますね」
「ありがとうございます」
彼は目を細め優しく笑う。その反動で金色の髪が小さく揺れた。
「……八城さん、今から言うのは大切な話です。よく聞いてください」
「えっ? あ、はい。分かりました」
なんだろう?
ノインの顔つきが変わった気がする。
「……今まで見てきたことや調べたことをまとめてこう思ったんです。ナイトメアの狙いはもっと別の場所にあるのかもしれないと」
「えっ? ナイトメアの狙いは私達プレイヤーのゲームクリアを阻止し、一生苦しめる。そうじゃないんですか?」
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