72380人が本棚に入れています
本棚に追加
……あれ?
このマーブルクッキーの様なマーク、どこかで見たような気が……。
考えている間に、サリフの声が私のナイトメアから響いてくる。
『どうした? 早くしろ。いいか? 必ず右のマークに触れろよ』
「右……?」
『そうだ。左のマークに触れても暗号を入力しなければならないからな、どっちみち使えないけどな』
「左にはなにがあるの?」
『早くしろ!』
私の問いかけを無視してサリフは口調を荒げる。
なんなの?
気になる。
でも、暗号なんて知らないし。
私は左のマークをじっと見つめる。
あれ?
これってもしかして?
最初のコメントを投稿しよう!