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ん? いや……待てよ。
そうだ!
あの方法が……。
「あの、杉浦さん! この距離なら使い魔の戻し行為が可能じゃないですか? タオールだけでも先に助けられるかも知れませんよ」
私はサリフに聞こえないように、杉浦さんの耳元でささやく。
「……! なるほど。確かにそうだな」
――よし、これでタオール本人に聞くことができる。
「これでいいのか?」
すると捕まっていたタオールの姿が消え、小さな光となり杉浦さんのナイトメアに吸い込まれていく。
――成功だ!
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