いつかの夏祭り

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小さなリンゴ飴を買って苓に渡すと、早速ペロペロ舐めだした。 リンゴ飴をうっとり見ながら、味わうように真っ赤な舌でペロリと………、 うわっ、エロ! 一瞬にして苓の乱れた姿を思い出し、下半身に直結した。 「うっ……」 キチキチな細身のジーンズが反応した下半身の成長をグイッと押さえつけるから、思わず前屈みになってしまう。 「紘一、どうしたの?」 「イヤ、何でもない……」 落ち着け、俺。 今日、苓は俺の家にお泊まりだから、あと数時間後にはあんな事やこんな事で苓をアンアン喘がせれるんだから、もう少し我慢しろ、俺の下半身! あっ、やばっ。 あんな事やこんな事を想像しただけで、更に元気になってしまった。 「ねえ、あっちも見たい」 「ああ……、行こうか」 勝手に行こうとする苓を慌てて引き寄せ、強引に手をつなぐ。 「なっ、紘一!」 途端に真っ赤になってテレる苓、勝手にだけど煽られた俺は恋人繋ぎに握りかえて、苓をひっぱるように歩き出した。 .
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