いつかの夏祭り

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「僕ね、これからずっと紘一に抱かれる訳じゃん。まぁ、紘一以外としたことないし」 ヘッドの中、まったりと行為後の余韻に浸ってたら、苓が俺の胸に顔を沈めたまま、びっくりする事を言ってきた。 「紘一に抱かれるのは大好きなんだけど、一度でいいから抱きたい。って言うか童貞を卒業したいんだ。ねえ、紘一、ダメ?」 俺の乳首にちょっかいをかけながら、何を言うのかと思えば、俺に挿れたいとか……、ムリ! 「女の子とか誘って「ダメだ!」……」 それは絶対ダメ! 女性に目覚めたら困る。 「じゃ、他の男「却下!」…」 それも絶対ダメ。抱くにしても他の奴とセックスするなんて許せるわけないだろ。 「じゃあ、紘一、抱かれてよ」 「…………………」 苓に抱かれる………、違うな。 「苓は抱く側じゃないだろ? 俺に抱かれてあんなに気持ちよさそうなんだから」 そう言うとむっとしたように頬をふくらませ、 「経験ないんだから、分からないだろ」 と返された。 いや、経験させませんから。 抱かれるの嫌とか言い出されたらたまらないし、苓は俺だけのものだし。 何とかその場は宥めたんだが、こんな時にまた言われるとは思ってなかった。 出店をもう一周し、花火を見ながら何度もキスを交わし、夏祭りを堪能してから俺の家に向かう。 「紘一、大好き!」 抱かせてあげると言ってから、苓のテンションは上がりっぱなしだ。 体のデカい筋肉質な俺を抱いて嬉しいのか? いや、童貞を卒業したいって言ってたから、一度あの快感を体験したいんだろうな。 いつも俺が気持ちいいって言いまくるから、きっと妄想が膨らんでるんだろうけど………、俺は指を突っ込まれて喘げるのか? 俺の尻に苓が突っ込んで………想像も出来ねえ。 仕方ない、俺はムリだから、俺の監督のもと吉成に突っ込まさせるか。 苓の裸は見せたくないから目隠しをして、あっ、声も聞かせたくないから耳栓も必要だ。 苓のを感じさせるのも嫌だから、ゴムは厚い奴を二重につけさせ、うーん、吉成の喘ぐ声も聞きたくないからタオルでも噛ませるかな。 穴は自分で解させて…………、流石に暴れるか。 .
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