いつかのちょっとした好奇心

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「昨日ね、可愛い子を攻めてたのね、まぁ、いつもの事なんだけどぉ、涙ながしながら、あっ、いい……もっと…なんてしがみついてくるじゃない?」 自慢かいっ! 「確かに前立腺って気持ちいいらしいのよねぇ。で、昼休み、理事長を可愛がってたら……」 ………………お盛んな事で。 「昔はタチだったけど、今はすっかりネコに嵌まったって言ってたの。断然ウケの方が気持ちいいんだって」 さいですか。まぁ、向き不向きもあると思うけど。 「だからね?」 にっこりと微笑み、体を少し俺に預けるように寄せてくると、そっと腕を腰に回して、 「抱かれてみようかと思って」 「はぁ?」 「どうせならテクがある方がいいかなぁって。蘭稀なら抱き慣れてるだろうから、ね? 抱いて」 ぐっと力を込めて俺を引き寄せ、息がかかる距離まで近くと、既に欲に揺れた瞳で見つめられた。 累を抱く? 幼なじみのコイツを? いかにもウケって感じなのに、バリタチを貫いてきたのに?  頭は疑問や戸惑いが浮かんでは止めとけって叫んでいたけど、体はそんな思いとは関係なく動いてた。 まぁ、俺はがっつり欲求不満だった訳で、 で、累は美人で色気ムンムンだしって事で、 頂きまーす!と心の中で盛大に叫んだ後、優しくキスを落とすと同時にソファーに押し倒した。 .
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