いつかのちょっとした好奇心

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「蘭………、もう…」 俺の手を自分で自身へ導き、早く触れとばかりに腰が揺れている。 「……ハァン、…ら……ンァ」 聞いたことのない幼なじみの喘ぎ声に、俺は煽られっぱなしで、累が初めてだから優しくしなきゃだとか、幼なじみ相手に何盛ってるんだとか、累にとっては一度きりの経験だろうから快感に溺れさせてやるだとか、もういろんな思いがぐちゃぐちゃになって、結局最後は俺の欲望を果たすためだけに腰を打ち付けていた。 累は一度も痛いとも止めてとも言わなかった。 感じれば素直に喘ぎ、積極的に俺を受け入れ、絶え間なくキスを交わし、何度も精を吐き出し、乱れに乱れた後、満足げに眠りに落ちていった。 .
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