Ｔ-１甲子園

僕と先輩

とてもいきなりで申し訳ないんだけれど、僕は先輩のことが大好きなんだ。

容姿端麗、出るところは出てるし、引っ込むべきところは引っ込んでいる。

軽い茶色が入ったロングヘアーっていうのもポイントだよね。

対して、うるさい女子は嫌い。あんなに群れて騒いで、何がしたいのやらって気分になる。

その点先輩はいつもクールで。騒ぐことはないけれど、ちゃんと笑ったり冗談を言ったりもする。

その魅力からか、男女問わずの人気者だ。

さて、僕が先輩への思いをカミングアウトしたのにはちゃんとした訳があるんだけれど。

言ってもいいかな？

……そう、僕は今日、ついに告白というものをするつもりなんだ。

この重い想いはもう止められない。

先輩と、もっと仲良くなりたい。