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「がっちりと言っても行き過ぎは嫌よ。細マッチョ的な、そんな意味合いで捉えて頂戴」
「読書はどうなんですか?」
「そりゃあ文学少女な私としては、少しくらい本に興味を持ってる人がいいけれど……」
あのね、と先輩は僕を指差して、
「いくらあなたが私の好みなタイプになろうとも、付き合うつもりはないの」
「ガーン!」
「平成のこの時代に顔を真っ青にして『ガーン』なんて言う人、あまりいないわよね」
ふふふ、バカで可愛い後輩ね、と微笑む先輩。
とりあえず冗談はこのくらいにして、本題に入らなければ……。
このままはぐらかされる訳にはいかない!
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