プロローグ

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俺の名前は 雪原海斗<ゆきはら かいと> どこにでも居そうな18歳のこの春大学一年の普通の男の子だ。 だが今俺はとっても普通じゃないと思う。 いや、絶対に普通じゃない状況下に置かれている。 俺が今いるのは何を隠そうなんと護送車の中なんだ!! しかも!! 他に乗ってるのは二人。 一人は向かい側。 一人は同じ列の端っこ。 端っこの奴は スキンヘッド。色黒。筋肉隆々。2メートルはあるんじゃないかっていう大きな体。しかも何故かニヤニヤしてるし。 んで向かい側の奴は 髪の毛は赤で短髪。目は見ただけで小動物が殺せそうな程鋭い眼光。左耳にはピアスが3つ。服装はなんかすごい感じ。 っと眺めてたら「ギロッ」 はっやべっ目合っちゃったよ… どーしよどーしよ もう一回見てみると… まだこっち見ていらっしゃるぅぅってか睨んでるぅぅぅこえぇぇ あっおまけに舌打ち貰いましたあーこの車降りたら死んだな 父さん母さん今までありがとござ「おい」 あーとうとう幻聴まで…トホホ 「おい、聞いてんのかよ」 おい誰だよシカトしてるやつちゃんと「おめーだよ。根暗野郎」 はっとして顔をあげると赤短髪がさっきと同じようにこっちを見てる。 「お前さっきからぶつぶつうるせーよ。黙ってろ。しかも全部きこえてんだよ。誰が小動物殺しの虐殺大魔王だよハゲ。捻り潰すぞ」 あーなんだ俺の事ね。まぁ確かに根暗だけどさって… 「俺ぇぇぇぇ!!」 「そうだよお前だよ」 驚いて声を荒げてしまった。しまいには警察の人に静かにしないって怒られるし…
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