プロローグ

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「すいません。本当に全部聞こえてたんですか」 恐る恐る赤短髪に聞いてみた 「だから全部聞こえてるつってんだよハゲ。ぶち殺すぞハゲ。」 と貧乏揺すりをしながら答える赤短髪。ってか虐殺大魔王まで言ってないし。せめて殺戮大魔人ぐらいしか思ってないし。 「余計酷くなってんじゃねーかよハゲ。ミンチにしてやろうか」 ってゆかこの赤短髪さっきから心の中の事全部聞いてんだけどこれじゃプライバシーもあったもんじゃないな。 「いやお前が口に出してしゃべってんだよハゲ」 えっ? 「全部口にでてたんですか?」 「全部でてたよ。最初から最後まで全部聞こえてたよ。お前アホじゃねぇのやっぱハゲだな。」 まじかー 全部でてたとか まじかー ってかさっきからハゲ連発してるけど隣の人が一番ハゲじゃん!!この人気にならないのかな? 「だから口に出てるってんだよ。ハゲ。何回言っ――「私はハゲじゃなーーーーい!!」 ほらっやぱっりハゲマッチョ怒っちゃったじゃん 「いや、十中八九お前のせいだろ」 「そんなことないっすよ。絶対殺戮大魔人さんがハゲって連発するからですよー。だからハゲマッチョさんが怒ったんじゃないすか」 「誰が殺戮大魔人だよハゲ。捻り潰すぞ。」 「だから私はハゲじゃないと言っているだろ!これはファッションだ!」 「いやいや、だとしたらダサすぎるだろ。ファッションセンス0かむしろマイナスか。」 「いやいや、突っ込みうますぎだろ。」 なんかお笑いみたいになってるし。ハゲマッチョは最終的に誉めちゃってるし。あっ 「そういえばこれってどこ向かってるんですか?」 「は?お前そんなんもしらねーの。」 「私が教えてあげよう。この車はなんとk「キーパーに向かってんだよハゲ。そのくらい把握しとけ」 「だから私はハゲじゃないと言っているだろ!これはお洒落坊主だ!」 「だからダサすぎるってんだよ。しかもさっきと言ってること違うじゃねーかよ。しかも坊主じゃねぇよ。」 「いやだから突っ込みうますぎだろって。」 なんなんだこの人達。しかも行き先キーパーって…えっ 「キーパー!!!あの超能力警察に向かってるんですか!?」 「そうだよハゲ」 「だから私h(以下略)」 なんでキーパーなんかに。俺は超能力者しゃないのに…もうやだ
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