プロローグ

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――そんなこんなで 「はい、降りなさい」 同行していた警察に促され護送車の後ろから降りる。 しばらく少し暗いとこにいたので太陽の光が目にくる。 目が慣れてきて目の前の建物にめをやると入り口の上に 【超能力警察】 本当に来ちゃったかと自覚する。そういえば… 「そういえば護送ってわりには拘束とかされてないですけどいいんですか?」 ふと疑問に思い警察の人に聞いてみたところ君たちは何もやらかしてないからいいんだよと軽く返された。 「じゃあなんで護送車だったんですか」 「それは君達の能力が暴走しないように特別な電磁波発する車でないとダメだったからね。心配かけてごめんね。」 と優しく微笑みながら話してくれた。 「いえいえ、大丈夫です。でも俺超能力が発現した記憶ないんですけど」 「あーじゃあ君は突発型なんだね。きっと急に発現したからショックで記憶がとんだんだね。ちょっとも覚えてないのかい?」 「はい。何度思い返してもおもいだせそうにないです」 「じゃあ、しばらくは記憶は戻らないかもね。でもきっと超能力が周りにいるからすぐ誘発されて元に戻るよ。」 「そうですか。自分の記憶ないのは気持ち悪いですけどそれなら安心です。」 そっかならよかったと柔らかい笑みを浮かべ警察の人はいつの間にか着いた部屋を指差して 「係の人くるからこの部屋で待ってて」 と言って小走りでどこかへ行ってしまった。
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