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コップの淵が口に近付く。
紅茶の独特な香りが俺の鼻を刺激する。
紅茶の香りってなんでこんな落ち着くんだろ?
なんか心を落ち着かせる薬的なものが入ってるとか??
まぁ今そんな答えはこのティータイムには不必要だ。
俺はゆっくり10分かけて紅茶を流し込んだ。
紅茶がなくなり、机の上で寂しそうにちょこんとたたずんでいたコップを流しに持って行き、さっきまで入っていた紅茶の代わりに水を入れてあげた。
俺はリビングで占いを見ている母さんに一礼して、家を出て乗り慣れたママチャリに乗って学校に向かった。
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