第一章 新しい生活

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「……」 扉を開けるのに迷った。すごく。 けれどもう開けるしかなくなった。 何故か? 一時間目の始まりのチャイムがもうなったんだ。。。 後には引けない。 そうだ、サボれるんだ!放送を使って呼ばれたから僕は遅れたんだ!そうだ、僕は何も悪くない! …というわけでしかたないよね… 憂鬱な気分になりながらもゆっくりドアノブを回した…。 「何ですか?如月せんぱ……?」 目に映ったものは不思議な光景だった。 部長机でまったりと紅茶?を飲んでいる如月先輩に定位置で本を読んでいる山崎先輩。そして薄い本を客席であろう場所で読んでいる葉月先輩。 ……? 今、一時間目 今、授業中 ここ、部室 ……え? あれ?あれ?あれ? これ何?夢? 「あー!天ヶ瀬藍ちゃん!遅かったじゃない。昨日ちゃんといったわよね?明日部室に来てって。」 ……えっと? 状況が見えないのですが…? 「部長、まだ如月さんには話して無かったじゃないですか。この部活の特別な権利を。」 葉月さんがこっちに向かってニコリとほほ笑む。 ……理 解 不 能
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