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「……」
扉を開けるのに迷った。すごく。
けれどもう開けるしかなくなった。
何故か?
一時間目の始まりのチャイムがもうなったんだ。。。
後には引けない。
そうだ、サボれるんだ!放送を使って呼ばれたから僕は遅れたんだ!そうだ、僕は何も悪くない!
…というわけでしかたないよね…
憂鬱な気分になりながらもゆっくりドアノブを回した…。
「何ですか?如月せんぱ……?」
目に映ったものは不思議な光景だった。
部長机でまったりと紅茶?を飲んでいる如月先輩に定位置で本を読んでいる山崎先輩。そして薄い本を客席であろう場所で読んでいる葉月先輩。
……?
今、一時間目
今、授業中
ここ、部室
……え?
あれ?あれ?あれ?
これ何?夢?
「あー!天ヶ瀬藍ちゃん!遅かったじゃない。昨日ちゃんといったわよね?明日部室に来てって。」
……えっと?
状況が見えないのですが…?
「部長、まだ如月さんには話して無かったじゃないですか。この部活の特別な権利を。」
葉月さんがこっちに向かってニコリとほほ笑む。
……理 解 不 能
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