第0章

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厨二病で鬱でコミュニケーション障害。 人見知りは激しいし社会なんちゃら障害ってのも抱えてて、とにかく人と接するのが苦手だった。 そんな僕の生き方を変えてくれた人。如月 水稀(きさらぎみずき)先輩に出会ったのは高一の時だった。 春。入学式。桜。 辺りは楽しそうな雰囲気に包まれている。 そんな中僕は新しい学校へと続く坂道を、一人憂鬱な気分で上がっていた。 入学式くらいは休むなと母親に家を出され、行きたくもない学校へ進める足はすごく重い。 とりあえず適当に受けてたまたま受かった女子校。 どのクラスになっても馴染める気がしない。 どうせ周りはビッチばっかりだろう。 …ハァ ため息が思わずもれる。
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