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気がつくと門はすぐそこだった。
そこにはたくさんの先輩がいた。
おおかた部活の勧誘だろう。
いろんな人からチラシのようなものを渡される。
断れず、手に持つチラシは厚くなるばかりだ。
入りもしない部活のチラシなんかもらったところで嬉しくはない。
むしろ笑顔で渡してくる相手に悪い気さえする。
…めんどくさい。
結局チラシはげた箱に行くまで増え続け、すごく邪魔になった。
どうせ捨てるゴミなんてもらわなきゃいいのに
そう僕に言う母親の顔が目に浮かぶ。
僕はこんな僕が嫌いだ。
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