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「おはよう糸川」 朝、すでに教室の自分の席に着いて読書していた糸川に挨拶をすると、読んでいた本から、目を離して、こっちを振り向いた顔は昨日と同じで、目を見開いたビックリ顔。 「おはよ。」 糸川の目を見て、もう一度挨拶をした。 糸川は目をぱちくりさせてから、昨日と同じ様にコクンと頷いた。 このまま何か話したくなるのを我慢して、自分の席に座って、机に突っ伏してにやけた顔を隠す。 俺を見て、頷くだけだけど、糸川が俺の言葉に反応してくれるのが、嬉しくて。 やべぇ、これだけでこんなに嬉しいなんて。 俺、マジで糸川にハマってる…。
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