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気付けばそんな質問をしていた。
一人でご飯なんて寂しくない訳がないのに…。
糸川は少し考える顔をして、またいつもの様にコクンと頷いた。
「そっか…ごめん変な事聞いて。
もし、良かったら今度一緒に食べよ。」
って、俺何言ってんだよ!
と心の中で、突っ込むけど、糸川を困らしてしまったんじゃないかと内心焦りまくっていた。
糸川は、暫く俺をじっと見て、ふっと微笑んだ。
俺の焦りが顔に出ていたのかも知れない。
その顔がただ、おかしかったから笑ったのか、
俺の問に対する答えなのか分からなかったけど、俺に微笑んでくれた事がめちゃくちゃ嬉しくて…。
「じゃあ、約束!」
緩みそうになる顔を何とか堪えて、糸川から離れた。
。
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